古い建物が大好きで、インスタグラムでも、歴史と価値のある古民家や重要文化財をたくさんご紹介しています。

そんな、古き良き古民家マニアの筆者・麻衣子はんが愛する、川口の大人気古民家カフェ「senkiya」をご紹介します。

 

 

古民家カフェ「センキヤ」でいただく極上ほっこりランチ。

日常の喧騒から解放されてゆっくりと自分時間を過ごしたくなる…

そんなときは川口市石神にある古民家カフェで、のんびりと心豊かな時間を過ごすのはいかがでしょう?

 

 

「センキヤ」はオーナーの家業である植木屋「千木屋」から屋号を継いだもので、旧母屋の古き良き部分を活かしてオーナーご夫婦がセルフリノベーションし、現在の姿になっています。

昔懐かしい木造建築は、まるで田舎のおばあちゃんの家に帰ってきたような、そんな心温まる雰囲気です。

 

 

玄関で思わず靴を脱いで上がりたくなりますが、靴のまま入店します。

カフェ全体が木の温もりを感じる内装で、天井が高く、大きなガラス窓からは優しい自然の光が差し込み、お店全体が明るい雰囲気でとっても癒されます。

 

 

「センキヤ」のメニューはドリンクと軽食、スイーツのみですが、外部の料理研究家さんやこだわりの飲食店が日替わりでランチを提供しています。

ごはんのときのあれば、パンやハンバーガーのときも。

その他、イタリアンやベーグルなど様々な食のクリエーターさんたちがランチを作ってくださるので、気になるメニューのときに訪れるのもいいですね!

ランチ担当のクリエーターさんのスケジュールは、「センキヤ」のホームページで月ごとに公開されています。

 

 

筆者が訪れたこの日は「こにまるカフェ」さんのランチでした。

メニューはランチプレート1択で「センキヤ」のドリンクが、どれでも1杯ついてきます。

わたしは食後の気分によってドリンクを選びたかったので、ドリンクは食後にオーダーすることにしました。

 

ランチプレートはこちら!

いろんな食材が使われていて、なんだかワクワクします♪

 

 

家庭で普段あまり調理しないコリンキー。

なんと土佐酢漬けで出てきましたよ!

味付けも豊富でいろんな味と触感が楽しめて、食材といい、調理法といい、なんともこだわりを感じるワンプレート。とってもおいしかったです!

 

ランチの種類は1択なのですが、まるでおばあちゃんのおうちで出されるごはんみたいでお楽しみ感があります。「ねぇねぇ、今日のごはん、なぁに~?」と言いたくなるこの感じ、ぜひ体感してもらいたいものです。

 

栄養満点のおいしいごはんで胃が優しく満たされると、やっぱり気になるのが…甘いもの。

 

 

食後の楽しみにとっておいたドリンク選び。

メニューにあるドリンクどれでもいいっていうのはうれしいですね。

自家製シロップがふと目にとまりました。

季節限定の自家製シロップはなにか伺ったところ…

 

「え?いちじくのシロップ???」

 

いちじくそのもの自体、上京して以来食べていません。

母がいちじく好きで、実家の庭で毎年なっていたいちじくを一緒によく食べていましたが、以来のいちじく。

 

そもそもいちじくってシロップになるの?

あまりの珍しさと懐かしのいちじくの味が気になり、オーダーせずにはいられない!

ちなみに各シロップは割り方も自分好みに決められます。

水割、お湯割り、ミルク割り、ソーダ割り…みなさんならどんな割り方がお好みですか?

わたしはミルク割りにしてみました。

 

結果、このいちじくシロップ!感動するほどおいしかったです!!!

ラムの芳醇な香りが鼻にぬけて、でもいちじくの甘い香りも負けてない!

つぶつぶ食感も楽しめて、いちじくの良さが最大限に生かされたシロップだと思いました。

そして個人的にミルク割りも正解でした。

 

 

追加オーダーのシフォンケーキも、ふわっふわ食感とほんのり優しい甘みがなんとも安心感のあるおいしさで、甘酸っぱいラズベリーソースがベストマッチです。

 

古民家カフェでほっこりとランチを食べたあとに、まったりとスイーツタイム…思わず窓の外で揺らめく緑のもみじを愛でながら、ゆーっくりと深呼吸。幸せなひとときでした。

 

 

ちなみにいちじくのシロップは今回の仕込み分で終了だそうです。

 

 

今だから気になるコロナ対策とお子様連れ対応

新型コロナウィルス感染症の影響で遠方へのお出かけや外食をためらう方も多いと思います。

そこで気になるのはお店の対策ですね。

「センキヤ」の玄関にはこのような張り紙がありました。手描きのイラストがなんともほっこりしますね。

 

 

「センキヤ」では、入店時に非接触型の体温計で検温を行なっていて、窓やドアを開けて換気もされていました。

また、もともと席はゆったりとした配置になっているのでテーブルごとのソーシャルディスタンスは保たれています。

お店の雰囲気をできるだけ崩さず、コロナ対策に勤しまれているスタッフさんの努力が随所に見られ、安心してくつろげる空間になっていました。

 

また、「センキヤ」は子連れでも安心して過ごせます。

ベビーカーでも入店できますし、お子さまイスや、ゆらゆら揺れるロッキングタイプの小さな木製ベッドもあります。

我が子がまだ赤ちゃんだったころ、ロッキングベッドに寝かせて夫とランチを楽しんだ思い出がよみがえります。

 

メニューにもお子さまサイズの用意があり、来訪時のランチはお子さま用にハーフサイズや、ご飯とスープのセットがオーダーできるようでした(ランチはクリエーターさんごとにお子さま用メニューが異なります)。

 

わたしの席の後ろ側にも小さなお子さまを連れたご夫婦がいらっしゃったのですが、

 

「もうちょっとでごはん来るからね、ちょっと待っててね」

「ケーキおまたせ~!上手に待てたね」

など、スタッフさんのお子さまへの対応がとっても優しくて、これまたほっこりしました。

 

お子さま連れのご夫婦やママ友ランチでもおすすめなお店です。

 

 

大人気の古民家カフェ攻略!ゆったり過ごすためのポイントは?

これだけ魅力的なカフェなので、クチコミが広がり、実は多くの待ち人がいるほどの大人気ぶりです。

わたしが来訪したのは土曜日。平日・土日祝ともに席の予約は不可。

正午の開店時間の前に来訪者が並ぶことを知っていたので、早めにお店に向かいました。

駅から離れているので車での来訪が便利です。

敷地内には駐車スペースがあり、敷地外にもあります。

 

現在はコロナ対策ということもあり、玄関前にウェイティングリストが置いてあり、来た順に記名していく形です。

11時45分現着。

開店時間の15分前です。わたしの前にすでに6組(計9名)の記名がありました。

店内は9テーブルなのでわたしの次の次のグループでほぼ満席に!

6名掛けのシェアテーブルはあと2席空いていました。

 

窓際のテーブル狙いで来たのですが、ちょっと遅かった…。

休日のいい席を狙いたいなら11時半には現着しておくと余裕があっていいですね。

 

ちなみにたとえ開店30分前に来ても、待ち時間を楽しめます。

というのも、敷地内は「KAWAGUCHI SHINMACHI」と名付けられ、ギャラリーや個性的なお店が点在していて、ちょっとした村のようになっているのです。

11時からオープンしているお店もあるので時間を持て余すことなく楽しめる、というわけです。

お洒落で目を引くクリエーター作品がいろいろあり、とってもワクワクしますよ。

 

 

また、12時の開店でほぼ満席になるので、いっそ13時過ぎごろの、二回転目を狙うのもいいですね。

カフェの玄関には焼き菓子やジャムなどのショップコーナーもあり選びながら待つのも楽しいですよ。

 

 

カフェの2階は古書と音楽のギャラリーになっていて、自由に出入りすることができます。

あまり知られていないのか2階に上がってくるひとは多くありません。

古い本の香りや昔懐かしい表紙にとても心が休まるので、ここはわたしのお気に入りスペースです。

 

 

ギャラリーには椅子が置いてあるので、しばしの間、古書を読みふけってみるのもいいですね。

 

 

来訪者が多い人気の古民家カフェも、事前に状況を把握しておくと自身のペースでゆったりと自分時間を過ごすことができます。

自分だけの「好き」を探しに訪れてみてはいかがでしょうか。

 

 

「senkiya(センキヤ)」

営業時間 12:00~18:00

定休日 水・木曜日

HP http://www.senkiya.com/

 

 

 

文:麻衣子はん 《お気に入りだけに囲まれた丁寧な暮らし》をモットーに生きる、8歳と5歳の子どもを持つママライター。
大好きなお着物でぷらっとお出かけするのが趣味。photo映えおすすめスポットをインスタで紹介しています。 Instagram→https://www.instagram.com/maikohan0530

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