当たり前ですがマンションは、人間にとって安心して住む環境が整った住居です。
でも、マンションは人間にとって安心して住む環境だったとしても、ワンちゃんや猫ちゃんなどペットにとっては、必ずしも心地よく暮らせる環境が整っているとは限りません。
今回は、「安全」、「空気」、「収納」という3つの観点からマンションをチェックし、ペットにとって安心して住めるマンションとはどのようなものかご紹介します。
ペットにとって「安全」なマンションなのか要チェック!
ワンちゃんの日々の健康に欠かせないのが、日々の散歩。しかしそこでは、大切なワンちゃんが交通事故に巻き込まれる可能性も想定しなければなりません。
まず、マンション周辺にある道路の幅や交通量、歩道の有無など、ワンちゃんと安全に散歩ができる環境かどうかを事前にチェックしてください。
当たり前ですが、幅広い道路で交通量が少なく、歩道があったほうが、散歩には適しています。
実際の散歩コースを想定し、朝と夕の時間帯に歩いてみると、想像とは異なることもあるはずですので、ぜひ実践してみてください。
ポイントは、特にマンションのエントランスに面した道路の環境はしっかりチェックすること。
また、散歩中にワンちゃんがケガや急病になった場合、すぐに診てもらえる動物病院があるかどうかや、診療時間などもついでに調べてみましょう。
また、マンション室内でも、ワンちゃんや猫ちゃんにとって安全な環境とは言えない場所がありますので、入居する前にチェックしてください。
飼い主さんが部屋を出入りする際や、来客があったときに玄関のドアの開閉が必要になりますが、その際、ワンちゃんや猫ちゃんが外へ飛び出してしまう可能性があります。
このようなトラブルにならないためには、リビングから玄関までの導線が、直線的な間取りになっていないことが重要です。
キッチンについても、ペットが勝手にキッチンに出入りできない個室タイプのキッチンが望ましいですね。
料理をしている時にペットがまとわりついてケガをさせてしまったり、ペットが食べていけない食べ物があったりするためです。
浴室は、飼い主さんが不在時などにペットが、水を張った浴槽に落ちて溺れてしまったり、が閉まるかどうかを確認してください。
また、住むのが一階の部屋だった場合、庭が付いていることがありますが、植えられている草木には、ワンちゃんや猫ちゃんにとって有害なものも存在するので、これらも事前にチェックしてください。
ペットにきれいな「空気」を提供できるか要チェック!
ご存知ですか?ワンちゃんや猫ちゃんは人間に比べて圧倒的に背が低いため、下層に漂うホコリやダニ・カビなど含んだ「空気」に影響を受けやすいんです。
ですから、ホコリやダニ・カビなど含んだ「空気」を、室内に滞留させず、つねに換気することが必要です。また何車線もある幹線道路付近のマンションは、排気ガスの影響も考慮してあげてください。
ペットと暮らすため十分な「収納」が確保できるか要チェック!
ワンちゃんや猫ちゃんは、室内にあるものが、危険な物かどうか判断することはできませんので、目の届くところに置いておけば、勝手におもちゃとして遊んでしまいます。
危険な物や、壊されたくない物を、ペットから守るためには、「収納」することが必要なのです。
マンションには十分な「収納」スペースがあるかどうかをチェックしてみてください。
玄関や玄関に通じる廊下に、大きめの収納スペースがあると、散歩をする時に必要な道具やペットバギーを収納するのにとっても重宝します。
キッチンのゴミ箱は食べ残しの臭いなどがして、ペットがいたずらをすることがあるので、24時間ゴミ捨て可能なマンションや、密閉率の高いビルトインされたゴミ箱があると、いたずら防止に役立ちます。
猫ちゃんやワンちゃんは、自分が大好きなペットフードやおやつが置いてある場所は、しっかり記憶しています。お腹が空いてくると、それらを自ら探し出し、食べてしまうトラブルはきっと誰しも経験があるのではないでしょうか?
そのため、リビングやキッチンは、自由に開け閉めできない床下の収納や、扉付きの収納スペースがあると便利です。
まとめ
これまで、「安全」、「空気」、「収納」という3つの観点からマンションをチェックしてきました。
賃貸にしろ、分譲にしろ、入居する際にはペットの目線に立って、心地よく暮らせる環境が整っているかどうか確認してみてくださいね。
きっと、大事な家族であるペットと一緒に幸せに暮らせる物件が見つかるハズです。