僕は、ホームタウンである大宮で飲み歩く機会が多く、併せて大の酒場好きです。

鄙びた雰囲気のお店でホッピー割りを飲む。

良いですよね。

 

そんな僕が、胸を張っておすすめしたい大宮の「せんべろ」を紹介します。

ちなみに「せんべろ」は、「1,000円もあればべろべろになるほど飲める店」の略です。

早く情勢が落ち着いて、またこんな素敵な酒場に繰り出せるようになる日を切に願っています。

 

 

本記事はすべて2020年1月までに行った取材をもとにしたものです。

各店舗の現在の営業状況・時間に関しては、必ず事前にご確認ください。

 

 

尚、取材時、あてが美味しかったりしてお酒がすすみ、値段がせんべろ圏内におさまっていないこともありますがどうか温かい目で見守ってください。

 

 

 

ここなくして大宮のせんべろは語れない「いづみや 本店」

最初に紹介するのは、大宮東口駅前にある老舗の「いづみや 本店」さん。

酒場好きにとって、大宮と言えば「いづみや」さんが第一に思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか。

 

いづみやさんで昼呑み、良い響きです。

 

 

朝から飲めますって、なんともキャッチーではありませんか?

入店すると、鄙びた雰囲気の店内で、常連のおっちゃん達の会話が飛び交っています。

お客とお店のお母さんたちとの距離感も近めに感じます。

 

そんな非日常の空間で僕が日頃頼む飲み物は、ホッピーセット。せんべろの定番です。

 

 

これがナカの量、

わかります。感じます。神比率を。

※「ナカ」とは焼酎のことです。

 

おおかた、グラスの1/5〜1/4くらいが普通ですが、さすがのサービス精神、1/3〜1/2くらい入ってますよ!

「ソト」で割って、さあ乾杯。いただきます。

 

 

料理も美味しいのです。モツ煮(170円)。

濃い味付けでこれだけでも十分なあてです。

 

 

店内に貼り出されている、あてのメニューはこんな感じ。

200〜300円代の品が多く、どちらも廉価な印象を受けます。

 

 

 

モツ煮の濃い味にお酒がすすむ中、さらに、あじフライ(350円)も。

揚げたてさくさくで美味しく、魚そのものもしっかり肉厚です。

 

 

肉豆腐(250円)は破格です。半端なく美味いし、この価格。

例えば、もし僕がお店の人なら倍の値段つけてもいいなと。

あても美味しく、毎度お酒もおかわりしてしまいます。

取材時は、へべれけ近くまで飲んで食べて会計1,630円。

 

 

しかも会計時にこれどうぞと貰いました。

その日のお店の気まぐれらしいですが、なぜでしょう。

 

〜店情報〜

【店舗名】

いづみや 本店

【営業時間】

10:00~22:15

年中無休

【住所】

〒330-0846

埼玉県さいたま市大宮区大門町1丁目29

 

 

第二支店もまた魅力的「いづみや 第二支店」

本店の隣にあります第二支店にも行ってみましょう。

第二支店は本店よりも店内が広めな印象です。想像以上に店内に奥行きがあります。

 

 

こちらでも毎回ホッピーセットを注文します。

 

 

本店と同様、「ナカ」の量が多く、嬉々たる見栄えのジョッキです。

さあ乾杯。いただきます。

 

 

お酒のあても。やっぱり「いづみや」さんの定番、もつ煮込み(170円)。

もはやマストですね。

ちなみに、常連の皆さんは「煮込み」と言って注文します。あつあつの煮込みが美味しい。

モツも柔らかく味も染みています。

 

 

餃子(330円)。 お店のお母さんも「お醤油これね」と優しいのです。

揚げ餃子っぽくて、しっかりつくりたてあつあつです。

 

余談ですが、店内に飛び交うお店のお母さんたちの元気な会話が面白く、またこれも酒のあてになります。

 

 

ここで「ナカ」追加。なんとグラスの3/4!

ぬか漬け(290円)。

なんだか、おばあちゃん家で食べたぬか漬けを思い出します。塩気のバランスも非常に好みな仕上がりです。

 

 

串カツ(370円)。

これが2本来て、サイズも大きいです。

 

しかも肉厚でジューシーだから驚異的。

 

取材時は料理4品も食べて、「ナカ」もおかわりして、お会計1,590円。

本店も素敵でしたが、第二支店も同様に魅力的。

安いだけでなく、美味しいから見事です。

本店よりも店内は広く、初めてでもハードルは低い印象です。

初めての「いづみや」さんなら、第二支店から暖簾をくぐってみると良いかもしれません。

 

 

〜店情報〜

【店舗名】

いづみや 第二支店

【営業時間】

9:30~22:00

年中無休

【住所】

〒330-0846

埼玉県さいたま市大宮区大門町1丁目28

 

 

本当のせんべろを体験できるセルフ立ち呑み「なごみ」

「なごみ」さんは大宮駅東口の南銀こと「南銀座」の一本入った路地にあります。駅より徒歩2分程です。

 

 

こちらは半立呑みスタイルなお店。

手前が立飲み、奥が椅子のあるカウンター席になっています。

 

 

テーブルに小皿料理が並んでいます。セルフで小皿料理を取ってレジに持って行き、会計をするルールです。

それにしても、目を疑う安さ……。

 

取材時、まずは、だし巻玉子(100円)。

まぐろ大根巻(150円)を取り、レジでウーロンハイ(250円)を注文。

なななんと、お会計は500円。

 

 

まさかのワンコインです。

あってる?なんて一瞬疑いましたが、あってるんですよ、これが。

 

小皿料理はレンジでチンして提供されます。

自分が決めた立飲みカウンターの位置へ戻り、さあ、いただきます。

 

 

ウーロンハイをひとくち。これは良い感じに酔えそう、絶妙な濃さです。

だし巻玉子はあったかく、ほんわりで美味しい。

ダシも効いている。ちなみに繰り返しますが、こちら100円なので注文を強くオススメします。

 

まぐろ大根巻。

こちらも大根やまぐろの身に、よく味が染みてて美味しい。

美味しいあてと交互にウーロンハイを流し込んで、

 

くぅぅ最高っ。

すでに酔い始めてますが、せんべろまであと500円使えます。そのため追加注文。

 

 

うめ割り(250円)、たけのこ煮(150円)、ナポリタン(100円)。

たけのこ煮は出汁が染みて美味しい。

大宮と言えばのナポリタンは優しい味。

安いだけでなく、確かに美味しいのです。

 

ごちそうさまでした。これで最初の会計と合わせてもちょうどせんべろの1,000円。

最後は食べ終わった皿などをカウンター横のスペースに返却します。

 

大宮南銀のローカルな立飲み「なごみ」さん。

僕も毎回大満足なせんべろスポットです!

 

もう、毎日でも通いたい。

 

〜店情報〜

【店舗名】

なごみ

【営業時間】

月~土:11:00~22:00

【定休日】

日曜日

【住所】

〒330-0846

埼玉県さいたま市大宮区大門町1丁目72

 

 

美味い串焼きとホッピーで!「大宮酒場 もつ焼きエビス参」

 

大宮駅西口駅より徒歩約5分。

 

 

店内は程よくコンパクトな空間。飲み物はホッピーセットを注文。

それでは早速、乾杯。

 

 

取材時、お通しは嬉しいもので、ポテトサラダにイカの塩辛が乗ったもの。

早くもお酒が進みます。

 

 

あても注文、ちくわの磯辺揚げ(280円)。

揚げたてあつあつっ。

とっても美味しいです。

 

早くもナカを追加注文。

それがこちら

 

串焼き5本(600円~)も注文しました。

砂肝は肉厚でぷりっとザラッと食感。

 

ハラミはじゅわ~と広がる肉汁の旨みがたまらない。

カシラは肉肉感ありながらもさっぱり。

つくねはしっとり感と程よい甘みで美味しいです。

 

最後はなんこつ、コリコリ食感だけでなく、ぼんじりやかわに近いような肉汁の旨味も楽しめる、まさにオールスターのような串!

お店の方の串焼きの腕前に圧倒されつつ、美味しくいただき、ごちそうさまでした。

 

 

ちなみに、店内見渡してみると1,000円ベロセットもありましたよ! こちらも気になります。

本当に、凄まじく、美味い串焼きを頂いて。

並はずれに、途方もなく、気持ちよく飲んで。

取材時のお会計は、2,075円。

 

大宮西口に来られた際は、「エビス参」がおすすめです!

 

〜店情報〜

【店舗名】

大宮酒場 もつ焼きエビス参

【営業時間】

17:00~24:00(L.O. フード23:00、ドリンク23:30)

年中無休

【住所】

〒330-0854

埼玉県さいたま市大宮区桜木町2丁目446

 

 

本記事はすべて2020年1月までに行った取材をもとにしたものです。

各店舗の現在の営業状況・時間に関しては、必ず事前にご確認ください。

 

 

 

文:たなけん(20代男性、生まれ育ちは埼玉県、さいたま市在住フリーライター)